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大規模病院でありながら人間関係がとても良く、安心して学び続けられる環境だと感じています

腎臓内科 :専攻医1年目 鈴木遥 先生

腎臓内科 鈴木遥先生

生体間腎移植を見学した際に、腎臓という臓器の代替性に強く惹かれた

この科を選んだ理由を教えてください

学生時代から腎臓に興味を持っていましたが、5年次の実習で生体間腎移植を見学した際に、腎臓という臓器の代替性に強く惹かれたことが、腎臓内科を志した大きなきっかけです。

初期研修は八王子医療センターで行い、幅広い疾患を経験する中で、腎臓が全身疾患と密接に関わること、腎機能の可逆性、そして腎病理との関連性の奥深さを実感しました。これらの経験を通して、より専門的に腎臓を学びたいという思いが強まり、腎臓内科を選択しました。

この科の特徴、雰囲気はどうですか?

八王子医療センター腎臓内科では、幅広い腎疾患を経験することができます。ネフローゼ症候群、IgA腎症、ANCA関連血管炎をはじめとした糸球体疾患に対して、腎生検から加療まで一貫して学ぶことができます。また、当院には腎臓外科が併設されており、腎代替療法として血液透析・腹膜透析・腎移植のいずれも実践的に学ぶことが可能です。3次救急病院として血液浄化療法の管理症例も多く、集中治療領域での透析管理も経験できます。

雰囲気は非常に良く、これが私が当科を選んだ大きな理由の一つです。指導医の先生方はどなたも熱心で、丁寧に指導してくださいます。尾田教授をはじめどの先生も「困ったことはないか、大丈夫か」と常に声をかけてくださり、例え困ったことがあっても全くストレス無く相談できる環境です。病棟・透析室のコメディカルスタッフの方々も本当に温かく、チーム全体で協力しながら診療にあたっています。大規模病院でありながら人間関係がとても良く、入職して2年半経った今も、安心して学び続けられる環境だと感じています。

「このままではいつか失敗するよ」
手技にも少し慣れてきた頃、指導医の先生からの丁寧なフィードバックが気づきになった

印象に残る出来事があれば教えてください

症例ではありませんが、研修医の頃に血液透析用カテーテルを挿入した際の出来事が印象に残っています。手技にも少し慣れてきた頃、当時の腎臓内科の指導医の先生から「今回はうまくいったけれど、このままではいつか失敗するよ」と声をかけていただきました。

どの点を改善すべきかひとつひとつ丁寧にフィードバックをいただき、なんとなくできた気になっていた自分の至らない点に細かく気づくこととができました。

その後、自分なりに手技を見直しながら研鑽を積み、専攻医になって同じ先生の前で同じ手技を行った際、「上手になったね」と言っていただけた時は、とても嬉しかったことを覚えています。

他施設での研修では希望の研修先を選ぶことができますし、専門研修支援室の丁寧なサポートもあります

この内科専門研修プログラムの良いところは?

本プログラムの魅力は、自由度の高さです。専攻医プログラムでは1年間、他施設での研修が必須となりますが、複数の協力病院の中から自分の希望に沿って研修先を選ぶことができます。また、専門研修支援室のスタッフの方々が常にサポートしてくださり、研修プログラムの調整だけでなく、日常の相談や業務面でも丁寧に支援を受けられる点も大きな魅力です。

八王子という地域、土地柄についてはいかがですか?

この街に住んで2年半経ちますが、都心へのアクセスも良く不便は感じていません。電車では中央線の始発駅なので移動も楽ですし、車では圏央道の高尾山ICが病院から大変近く遠出もしやすいです。スーパーの他に外食も充実しており、仕事終わりに同僚や先輩・後輩と飲みに行くこともしばしばあります。欠点としては山がちで冬はやや寒いことでしょうか(病院内は当然ですがあたたかいです)。

内科専門研修プログラムに興味がある人へのメッセージをお願いします

私は初期研修からこの病院ですが、私の腎臓内科の2人の同期は初期研修は違う病院からここへ入局し、一緒に働いています。今まで八王子医療センターに全く関わりのない方でも大歓迎ですし、心配することはあまりないかなと思います。

是非一度、お気軽に見学にいらしていただけると幸いです。お待ちしています。

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