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若い時しかできない「集中して学ぶことができる環境」がこの場所です

消化器内科専攻医：浅野響子先生

良い医師とは、知識や技術だけでなく「優しさと根性」

消化器内科の特徴や雰囲気は？

消化器内科専攻医：浅野響子先生先輩たちが、すごく良い雰囲気で接してくれます。

勤務上のことなど日常的に困ったことがあっても、すぐに「どうしたの？大丈夫？」と声をかけてくれるので、後輩である私たちも安心して勤務できますし、逆に思い切ったチャレンジもしやすいです。

実際、私が当直の時などにバックアップの先生が「困ったらいつでも連絡して」なんて言ってくれます。なので、こちらからも遠慮せずに、相談できるところはどんどん頼ってます。

勤務内外通して、いつも相談しやすい雰囲気を作ってくれているんだな、と感じます。

この科を選ばれた理由は？

大学６年くらいから、「消化器内科はいいな」と興味を持ち始めてはいたのですが研修中、とても忙しかった中でも、唯一「楽しいな！」と思えた科でした。

どの科に入っても、若い時は忙しいと思いますが、どんなに忙しい中でも「楽しい」と思えたということは「ずっと一生続けていける！」と思ってこの消化器内科を選びました。

また、内科でも外科っぽい側面があること。緊急性が高く、処置や手技も多くやれますし、内視鏡カメラも視ることで「検査だけでなく、治療もできる」ことも大きな魅力でした。

このカメラの技術があれば、自分の将来にプラスになると思いますし、この先、カメラの機能が進歩して、当然私たちのスキルもアップさせていけば、もっともっと内科的に治療できることが増えるかもって思うととてもワクワクします。

印象に残る出来事など

私は大学6年生の春に当科で1ヶ月間実習しました。

医療の現場にチームの一員として参加させて頂き充実した実習でしたが、その頃は卒業試験や国家試験を目前に控えている時期でもあり、本当に私はちゃんと医師になれるだろうか、良い医師とはどんな人だろうかと悩んでいました。

そんな時に、「知識や技術ももちろんだけど、良い医師とは優しさと根性が1番大事なことだと思うよ」と先生から教えて頂きました。

あれから4年経ち、学生として実習していた当科で後期研修医として働いていますが、あの時以上にその言葉の意味を強く実感する毎日です。

そして日々、当科の先生方からこの姿勢を学ばせて頂いてます。

最近は私も初診外来を担当させて頂いたり、自分自身で担当する内視鏡検査の症例も増え、充実した日々を過ごしていますが、その分時間や気持ちにどうしても余裕を持てないこともある気がします。

また、例えば根性だけあっても、それだけでは足りないことにも気付きました。

どんなに根気強く内視鏡処置をしても、闇雲に長時間に及んでしまうのは患者さんの身体の負担になり、優しくありません。

日中に忙しい時、深夜にコールがあった時、患者さんの処置を必死にしていていっぱいいっぱいの時など、どうしても優しさや根性が欠けてしまいそうな時もありますが、そんな時こそ当科で教えて頂いたこの言葉を大事に今後も過ごしていきたいと思います。